探偵は岐阜の居酒屋にいる<28>

桐山組の斎藤と探偵がバーで会った。

「うちのもんじゃねーぜ」

「だとしてもだ、なんか情報ぐらいはいるだろう」と探偵。

「安藤組の内紛かそれとも素人か・・心当たりあんのかよ」と斎藤は探偵に言う。

探偵はぼそっと、「いや、ありえーねーなぁ」。

「どういう筋読みだよ」と斎藤は探偵に聞く。

「放火で死んだ山田京子、彼女は山島太郎の実の娘だった」

「そりゃ初耳だ」

「だから山島は放火の真相をあばこうとした」

「確信に迫ったのでけされたのか・・・って」

「もし仮に山島がすばらしい正義感の持ち主だったとしたら、目の前で女がさらわれたらどうすると思う?」

「ナイトを気取ったってか?」

「そこを狙われた・・・計画的に・・・」

そこで松田が口を挟む。

「その計画の問題点は、山島がそのような正確であると熟知していないと、このような計画はできないってことだな」

ここで斎藤はもったいぶって・・・「実はな、面白いネタを仕入れたんだよ・・黒幕を知ってるぜ」